2011年8月17日水曜日

Moodleによる授業アンケート

授業アンケートは教育機関におけるFD(ファカルティ・ディベロップメント)活動の一環として広く実施されている。ここでは、フリーのコース管理・学習支援システムであるMoodleを用いた授業アンケートシステムの一例を示す。

1. コースはクラス単位で作成する。あらかじめ選定されたコース管理者が、コースの「教師」として登録され、コースを作成・管理する。

2. 各コースには複数の授業科目があり、各授業科目のアンケート(授業アンケート)はfeedbackモジュールを用いて作成する。feedbackモジュールは以下のサイトからダウンロードする。
http://moodle.org/mod/data/view.php?d=13&rid=95&filter=1 http://docs.moodle.org/22/en/Feedback_module (Moodle2.0以降はこちら)

3. アンケートの設問はテンプレートに保存できるので、同じコースにある他の授業科 目にもすぐ適用できる。テンプレートを「公開」オプションで保存すれば、他のコー ス のアンケートにも適用できる。同じ名前のテンプレートを保存すると、上書きすること なく保存され区別ができなくなるので注意する。また、多くのコースに共用されるテ ンプレートを削除するときは、それを保存したコースから削除する。

4.各コースの「学生」は当該クラスの受講者であり、登録キーにより自分の属するコースに登録し授業アンケートへの回答入力を行う。

5. 授業アンケートは匿名式でもユーザ名を記録する方式(記名式)でも実施できる。記名式では、回答者の情報は自動で送信されるので、ユーザ名などをアンケートに入力する必要はない。また、各授業科目の担当教員はコースの編集権限を持たないので、回答者の特定はできない。

6. 授業科目には必修科目と選択科目がある。選択科目において、受講者以外の学生の回答を除外するには、選択科目のアンケートにグループ設定を行う(匿名式あるいは記名式のとき)か、もしくは回答者一覧と受講者一覧とを対照(記名式のとき)する。

7. アンケート結果の分析は、コース管理者がfeedbackモジュールの機能(Excelへのエクスポートを含む)を用いて行い、適当な方法によって授業担当教員や受講者に開示する。

8.コースのバックアップとリストア:一度作成したコースは、バックアップとリストアを 行うことにより翌年度も再利用できる。バックアップの際は、コースに含まれるすべ てのアンケートのユーザデータ(学生の回答データ)や登録ユーザ(学生ロール)を 削除しておけば、そのままリストアできる。また、同じバージョンの moodleでも、異なるサーバのmoodleにリストアする場合は、管理者のメールアド レスが一致しないとエラーとなるので注意する。